2019年 2月号(No.811)
報道は性的少数者とどう向き合うか/ニュースで振り返る平成〈後編 平成16年~30年〉
報道は性的少数者とどう向き合うか
人権擁護の観点の再確認を!──性的少数者が新聞メディアに求めるもの
三橋 順子(明治大/性社会文化史研究者)
人ごとを〝わたくしごと〟に──宮崎県発「自分らしく、生きる」が回す歯車
川路 善彦(宮崎日日)
生の声、ありのままの姿届ける──なぜ新聞社が動画で積極的に取り上げるのか
佐藤賢二郎(毎日)
学生に安心できる居場所を──包括的支援と啓発に取り組む早大GSセンター
渡邉 歩(早大GSセンター)
表層的変化にとどまる報道の課題──いまだに回避される性的側面と性的マイノリティー間の差異
風間 孝(中京大)
ニュースで振り返る平成〈後編 平成16年~30年〉
JR宝塚線脱線事故の発生から運転再開までの一連の写真報道〈平成17年度新聞協会賞受賞〉
時代を記録する原点は不変──報道カメラマンの責務貫く
佐久間泰雄(朝日)
「昭和天皇、A級戦犯靖国合祀に不快感」を記した富田朝彦・元宮内庁長官の日記・手帳(富田メモ)に関する特報〈平成18年度新聞協会賞受賞〉
過去の失敗がつかませたメモ──感情ではなく実証的に見るべき歴史
井上 亮(日経)
「高校必修科目未履修」の特報〈平成19年度新聞協会賞受賞〉
教育のあり方 地方から問う──社を挙げ丹念に調べる姿勢が実を結ぶ
笹谷 泰(北日本)
「核密約文書 佐藤元首相邸に 日米首脳『合意議事録』存在、初の確認」のスクープ〈平成22年度新聞協会賞受賞〉
出るべくして出た密約文書──いまに通底する公文書管理の問題
吉田 清久(読売)
「東日本大震災一連の報道~31世紀への証言~」〈平成23年度新聞協会賞受賞〉
写真企画「平成三陸大津波 記者の証言」〈平成23年度新聞協会賞受賞〉
命の軌跡~東日本大震災5年 一連の報道~〈平成28年度新聞協会賞受賞〉
生きた証し追い続ける──個と個をつなぐメディアの気概
川村 公司(岩手日報)
第9回「いっしょに読もう! 新聞コンクール」から
コンクールの概要
児童の発信で世界は変わる
近藤 洋平(福井)
まっすぐな瞳に力をもらう
大広 悠子(読売)
「役立つ記事か」不安吹き飛ぶ
古屋 祐治(読売)
【2018年マスコミ関係判例回顧】NHK受信料関連の判決多く──新聞・放送相手の名誉毀損事件目立つ
曽我部真裕(京大)
連 載
〔困ったことば〕 ゲス──非倫理的行為で一般化?
大久保英明(東京ニュース通信)
〔特派員の日常から〕 米国勝利まで続く米中「冷戦」──国力が7割に近づく国を屈服させてきた歴史
黒瀬 悦成(産経・ワシントン支局)
〔前線記者〕 「命に向き合う」ということ──住宅型有料老人ホーム7人死亡を取材して
川口 智子(南日本)
〔ザ・ショット〕 水没車両が呼び覚ます震災──持ち主の無事確認し一安心
庄子 徳通(河北)
〔わが支局 わが日々〕 ゲーム実況動画でPR
市川 和貴(山梨日日・大月・上野原支局)
随想
編集者の醍醐味
丸野 真司(熊本日日)
サバ缶に隔世の感
川口 桂子(デーリー東北)
クイーン
髙山 将行(毎日放送)
〔データ&リサーチ〕①日刊紙の都道府県別発行部数と普及度(2018年)
②第55回全国新聞販売所従業員総数調査(2018年)
ブックレビュー
欧米メディア動向(2018年11~12月)
新聞日誌(2018年12月)
※「世界メディア事情」「〝先生〟体験から考える」は休載しました。
「世界メディア事情」は今後、隔月で掲載します。
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