2020年 1-2月号(No.821)
台風19号による豪雨災害と報道
台風19号による豪雨災害と報道
防災対策に資する情報の整理、検証──災害の激甚化と報道のあり方
千種 辰弥(朝日)
氏名公表、割れる判断──台風犠牲者、地域で共有できず
所澤新一郎(共同)
大雨警戒レベルの理解促進を──「全員避難」との組み合わせが生んだ混乱
関谷 直也(東大)
プライバシーと防犯の課題を実感──「雑魚寝スタイル」避難所体験記に反響
坂根 真理(毎日)
「命を守る」という原点から──草の根防災が奏功した宮城県大郷町の事例
藤田 和彦(河北)
教訓を伝えることが使命──犠牲の背景探り、防災への心構えに注力
伊東 一浩(福島民報)
言葉が被災者の力になる──長野県の千曲川氾濫を伝えて
小池 浩之(信濃毎日)
「レガシー」の視点を意識──ラグビーW杯を開催した地元の県紙として
田尻 雅彦(大分合同)
多様性が価値生む社会へ──パラリンピックをどう報じるか
結城和香子(読売)
「つながる」地方紙の挑戦──オンデマンド調査報道とローカルメディア連携
坂本 信博(西日本)
「社会のなかの科学」見極める──日本科学技術ジャーナリスト会議、25年の歩み
佐藤 年緒(日本科学技術ジャーナリスト会議)
著作権使用料巡る対立の行方は──団結する仏メディアと米IT大手の思惑
高橋 真美(在仏ジャーナリスト)
連 載
〔ザ・ショット〕 沖縄のシンボルが焼失した日──夜空染めた首里城の最後の嗚咽
ジャン松元(琉球)
〔世界メディア事情・米国〕 ヘッジファンドが台風の目に──曲がり角の米ローカル新聞業界
津山 恵子(在米ジャーナリスト)
〔特派員の日常から〕 ノーベル平和賞受賞も懸念の声──民族対立など難題抱えるエチオピア首相
飛田 雅則(日経・カイロ支局)
〔〝先生〟体験から考える〕 厳しい環境の子を支える──「読者獲得」と2本柱のNIE
塚地 和久(高知)
〔前線記者〕 「自白の強要」巡る説明への疑問──愛媛県の誤認逮捕問題を取材して
竹下 世成(愛媛)
〔わが支局 わが日々〕 市長の意地と肝いりと
渕上 耕明(宮崎日日・都城支社)
随想
読者ファースト?
小林 亨(北海道)
関西のスポーツ熱
尾谷 和也(報知)
写真が語る人間ドラマ
白山 眞理(日本カメラ財団)
〔メディアスコープ〕 両国の対立あおらない報道を──第51回日韓編集セミナーを取材して
新聞協会
〔データ&リサーチ〕 日刊紙の都道府県別発行部数と普及度(2019年)
ブックレビュー
新聞日誌(2019年11月)
定価880円(本体800円+税)