2020年 3月号(No.822)
記者読本2020
記者読本2020
全人格が試される記者という仕事──柔らかな発想で変化を楽しもう
中村 史郎(朝日)
〈取材〉「すぐれた取材」問い続ける──正解なきケースバイケースの世界で
澤 康臣(共同)
〈調査報道〉独自情報入手し冤罪立証──連載「西山美香さんの手紙」から
秦 融(中日)
〈災害報道〉命を守るために、伝えるべきこと──市民が「わがこと」として行動する契機に
長沼 隆之(神戸)
〈文章〉筆力への思いを持ち続ける──力を伸ばす負荷が足りない時代に
清水 純一(読売)
〈デジタル時代のジャーナリズム〉データの海に宝、愚直な検証で発掘──「ローテク記者」からのメッセージ
鷺森 弘(日経)
〈伝えること〉「点」では終わらない仕事──声を発しなければ変化を生み出せない
安田菜津紀(NPO法人Dialogue for People/フォトジャーナリスト)
〈販売〉戸別配達制が支える新聞の信頼──知的インフラの要は全国の販売所
荒谷 晴久(新聞協会・販売委員会委員長/毎日)
〈広告〉明日のメディアをともに支えよう──日々変化する広告表現
牧埜 敦司(新聞協会・広告委員会委員長/毎日)
〈資料〉データでみる新聞経営の動向(編集部)
〈先輩記者から〉
〈政治〉「道民目線」の取材貫く
竹中 達哉(北海道)
〈経済〉持ち場に縛られず視野広く
布谷 真基(西日本)
〈社会〉「私の直感」を推進力に
石塚 健悟(秋田魁)
〈運動〉名刺が通用しない現場
田中 充(産経)
〈写真〉読者に向けて表現する力
秋月 悠(徳島)
2019年メディア関係判例回顧
摘示事実の認定が判断に影響──著作権侵害訴訟にも注目集まる
曽我部真裕(京大)
情報社会のルール形成の模索──国際的に広がる「共同規制」の考え方とメディア
生貝 直人(東洋大)
NSK経営リポート
〈新聞社で働くこと──労務部門から新人へ〉
やりがいある職場が競争力生む──報道各社の労務環境と働き方改革
銀木 晃(日経)
新時代の記者の働き方──柔軟な仕事、育児や介護との両立は可能
金谷 明彦(中国)
熊日新聞塾で引き継ぐ「記者魂」──理想の研修への模索
森 嘉男(熊本日日)
安全重視でかつてない対応に踏み切る──台風19号での新聞の輸送・配達
山辺信太郎(朝日)
〔NIBの方策と進路〕 地域の広報力強化に貢献したい──増える自治体などからの依頼
澤畑 和宏(茨城)
連 載
〔ザ・ショット〕 五輪に沸く東京の夜明け──地方との対比描く視点から
佐藤 将志(新潟)
〔特派員の日常から〕 ロシア、ドーピングの深い闇──読み取れないキーマンの真意
長谷川由宇(テレビ朝日・モスクワ支局)
〔前線記者〕 「理想論」を堂々と掲げる勇気──ローマ教皇の長崎訪問を取材して
田賀農謙龍(長崎)
〔世界メディア事情・英国〕 電子版新聞もゼロ税率の対象──定期更新と随時更新で判断に違い
小林 恭子(在英ジャーナリスト)
〔わが支局 わが日々〕 世界に誇る鋼と美術館
渡部 豪(山陰中央・安来支局)
随想
紙齢5万号に想う
西川 新(山梨日日)
「麒麟」はくるか
青木 政浩(岐阜)
「黒ヂョカ」の笑い
光安 善樹(南日本)
〔メディアスコープ〕 フェイク対策に慎重さ要求──総務省研究会の報告書案に新聞協会が意見
〔データ&リサーチ〕 第56回全国新聞販売所従業員総数調査(2019年)
ブックレビュー
前号の訂正
新聞日誌(2019年12月、20年1月)
定価880円(本体800円+税)