2020年 6月号(No.825)
新型コロナウイルスと報道 第1回/オウム・地下鉄サリン事件から25年
新型コロナウイルスと報道 第1回
不安あおらず「こわさ」伝える──取材網生かし後世の検証に耐えうる記事を
滝田 恭子(読売)
孤立無援の状況を脱するために──改正特措法下でジャーナリズムが果たすべき役割
武田 徹(ジャーナリスト/専修大)
一変した取材風景、模索続く──首相官邸記者クラブからの現場報告
西垣雄一郎(時事)
「マスク不要」対策遅れた武漢──中国政府の都市封鎖6日前に現地取材
早川 真(共同)
クルーズ船隔離から得た教訓──後手に回った政府の対応を地元紙はどう見たか
三木 崇(神奈川)
オウム・地下鉄サリン事件から25年
解明された事実共有する仕組みを──取材を継続し風化を防ぐ
瀬口 晴義(東京)
被害者にとって不可欠な報道とは──実像を伝えて歩みを支える
河原 理子(ジャーナリスト/東大)
若者と「カルト」の問題を解くカギ──予防啓発でメディアの果たす役割
太刀掛俊之(大阪大)
被災者の氏名公表の現状と課題──防災相、知事への要望書提出の経緯
髙野 真純(新聞協会・人権・個人情報問題検討会/日経)
〈資料〉災害発生時における被災者情報の報道発表に関する要望(2020年3月11日)
厳しさ増す巨大イベントの行く末──東京五輪・パラリンピック延期をどう報じたか
小坂 大(毎日)
災害取材映像は誰のものか──阪神淡路大震災 取材映像アーカイブ公開の道程
木戸 崇之(朝日放送)
【経営リポート】日経電子版創刊10年の変化と展望──伝統的ジャーナリズムと先進技術を融合
山崎 浩志(日経)
連 載
〔ザ・ショット〕 希望の列車を焼き付ける──目視ができないなか車輪音に集中
吉田 義広(福島民友)
〔ヘイトスピーチ問題を考える③〕 出版の変革で明るい本の未来を──ヘイト本が象徴する流通システムの問題
永江 朗(ライター)
〔特派員の日常から〕 コロナ禍が変えるリーダー像──米ニューヨークの大統領選
萩原 豊(TBSテレビ・ニューヨーク支局)
〔〝先生〟体験から考える〕 いいことだらけの出前講座──漢那萌さんとのすてきな出会い
関戸 塩(琉球)
〔前線記者〕 接戦を制すも課題は山積──最年少女性市長が誕生した徳島市長選を取材して
冨士 佳輝(徳島)
〔メディアスコープ〕 公共放送の独立巡り議論──かんぽ不正報道で経営委が会長を厳重注意
原 真(共同)
〔わが支局 わが日々〕 地名を手がかりに
森 克洋(奈良・五條・吉野支局)
随想
東京ぼん太
今野 俊宏(河北)
距離感を思う春
町田 明久(下野)
「新聞がない」
松岡 和也(高知)
ブックレビュー
欧米メディア動向(2020年3~4月)
新聞日誌(2020年4月)
定価880円(本体800円+税)