2021年 1-2月号(No.831)
第73回新聞大会・研究座談会/米大統領選をめぐるメディアの課題
第73回新聞大会・研究座談会
コロナ禍と新聞編集、新聞経営上の課題
飯塚 浩彦(産経)/小田 敏三(新潟)/高梨柳太郎(神戸)
柴田 建哉(西日本)/山口 寿一(読売=コーディネーター)
〈新聞大会決議〉
米大統領選をめぐるメディアの課題
歴史に残る熱戦をどう報じたか──異例づくめの現場ルポと当確判定の悩み
近澤 守康(共同)
コロナ禍が変えた選挙戦を取材して──問われたジャーナリズムの矜持
萩原 豊(TBSテレビ)
トランプ流政治との相互依存関係──政治のリアリティ番組化? 米テレビの混迷と希望
渡辺 将人(北大院)
非回答バイアスと予測のゆがみ──2度の世論調査は何をなぜ間違えたか
飯田 健(同志社大)
トランプ政権のSNS利用と規制──フェイクニュースと分断を広げた4年間
前嶋 和弘(上智大)
報道から露呈した先住民族への視線──「何か他のもの」と分類される人びと
石山 徳子(明治大)
コロナ下でNIEを考える──NIE全国大会東京大会で初のネット配信
鈴木 稔(読売)
先達の営みを「今」に届ける──「忙中日誌」から「私の記者20年日誌」へ
小川 一(毎日)
都構想住民投票における報道の影響──大阪市民の意識調査の結果から
善教 将大(関西学院大)
【経営リポート】紙面の4割をテレワークで作成──デスク作業も試行で進む遠隔化
岡田 啓介(朝日)
連 載
〔ザ・ショット〕 冬を告げる浮島現象──理想の1枚を追い求めて
谷口 幸司(夕刊デイリー)
〔わが支局 わが日々〕 光秀の古里で麒麟待つ
岡部導智賢(岐阜・可児支局)
〔世界メディア事情・米国〕 米国の起源問う報道に波紋──論争呼んだNYTのピュリツァー賞受賞作
津山 恵子(在米ジャーナリスト)
〔デジタル時代の新聞の公共性研究会(4)〕
〈基調報告 2020年11月5日〉ネット空間におけるオーディエンスとの関係構築、コミュニティー創出
加藤 貞顕(note)
本来の存在意義に立ち戻る時
堀井 友二(北海道)
〔前線記者〕 里山荒廃でクマ出没相次ぐ──市街地での騒動と被害を取材して
栗原 愛(福井)
随想
「無駄」の中にある価値
横田 孝(ジャパンタイ)
埼玉再考
澤田 稔行(埼玉)
ソフトジャーナリズム
円城 新子(ユニオン・エー)
ブックレビュー
新聞日誌(2020年11月)
定価880円(本体800円+税)