2021年 5月号(No.834)
プラットフォーム規制の行方/SNS規制と表現の自由
プラットフォーム規制の行方
データ寡占が生む新たな弊害──国家すらしのぐ巨大IT企業と対峙する
阿部 哲也(日経)
EUによるGAFA規制の動向──欧州が構築を進める巨大包囲網の全容
神野 新(情報通信総合研究所)
ニュース使用料と法規制の攻防──オーストラリアの動向と国際的な波紋
平 和博(桜美林大)
報道機関とプラットフォームの調和──デジタル空間と日本の民主政
水谷瑛嗣郎(関西大)
デジタル社会における競争政策──デジタルプラットフォーマーと既存メディア
杉本 和行(弁護士/元公取委)
SNS規制と表現の自由
なぜ人々は「うそ」を信じたのか──米連邦議会乱入事件を引き起こしたもの
辻 浩平(NHK)
大きな議論呼んだアカウント停止──影響力増すSNS事業者と報道機関の関わり方
成原 慧(九州大)
明確なビジョン定め検討を──豊かな情報社会の実現に向けた課題
山口 真一(国際大)
歪んだ正義感が振るう匿名の刃──テラスハウス問題で浮上した誹謗中傷の実態
鵜塚 健(毎日)
【経営リポート】折り込みチラシの価値を発信──ネットとの最適化図るリテールアド・コンソーシアム
遠藤 剛(読売)
異論出にくい構造こそが根源──森喜朗氏の女性蔑視発言問題を多角的に発信
阿久津篤史、杉山麻里子(朝日)
「見えない」雇用危機を追う──統計数値と現場感覚のズレの正体
渥美 龍太(東京)
コロナ禍が社会に問うものを直視──企画公募で現場の気づきを吸い上げて
高田 敏司(京都)
連 載
〔ザ・ショット〕 悲しみ乗り越え懸命に生きる──震災10年の再生と希望を見開きで
門田 勲(河北)
〔世界メディア事情・米国〕 ロックダウンでSVODが活況──ネットフリックス独走も市場は飽和へ
津山 恵子(在米ジャーナリスト)
〔わが支局 わが日々〕 半世紀続く油症を追う
三代 直矢(長崎・五島支局)
〔新聞モノ語り〕 機械遺産の活字鋳造機──新聞への情熱を鉛の文字に
丸野 真司(熊本日日)
〔前線記者〕 繰り返す人災に警鐘鳴らし続ける──足利市の両崖山火災を取材して
永嶌 理絵(下野)
〔デジタル時代の新聞の公共性研究会(6)〕
〈基調報告 2021年3月2日〉デジタル社会における報道の役割
山腰 修三(慶大)
時代に合った「良い」ニュースとは
藤島 義昭(信濃毎日)
随想
吾輩はウサギである
松本 昭弘(山形)
風の旅人
石田 晋作(みなと山口合同)
「日常」だったテレビの未来
奥田 信幸(毎日放送)
〔メディアスコープ〕 18、19歳実名報道が起訴で解禁──少年法改正案の審議進む
ブックレビュー
新聞日誌(2021年3月)
定価880円(本体800円+税)