2021年 6月号(No.835)
活字の力・再考/音声メディアの可能性
活字の力・再考
曲がり角の向こうは七対三かな――活字文化の明日のために
阿刀田 高(作家)
新聞社が取り組む活字振興――出版界や文化人との連携で問題意識共有を
鈴木 稔(読売)
活字で表現する文化守る――"冒険"した紙面で若者を取り込む
松浦 大輔(デーリー東北)
あらためて評価される活字の効用――スマートフォンの脳への影響を探る
川島 隆太、榊 浩平(東北大)
だから本と新聞をわたしは読む――趣味から学力向上へ読書観を修正するとき
渡辺 鋭氣(絵本文化推進協会)
紙の読書に関わる文化を引き継ぐ――製本から始まる本づくりの世界
上島 明子(本づくり協会/美篶堂)
音声メディアの可能性
新聞が読者から離れないために――伝える手段としての朝日ポッドキャスト
神田 大介(朝日)
若手と育てる「サクッと沖縄」――収益化見据え配信続ける環境作りから
照屋 剛志(沖タイ)
コロナ禍で見えたラジオの価値――インターネット時代に求められる「生きた言葉」
黒坂 修(エフエム東京/全国FM放送協議会)
調査報道で真相ににじり寄る――リコール署名偽造事件と名古屋市長選を追って
酒井 和人(中日)
根深い金権政治に決別を――河井夫妻買収事件の追及報道に手応え
荒木 紀貴(中国)
熊本地震の5年に学ぶ――危機乗り越える鍵を見いだす報道を
小多 崇(熊本日日)
災害遺構・定点で教訓継承を誓う――雲仙・普賢岳大火砕流災害から30年
神崎 真一(毎日)
【経営リポート】日刊スポーツNEWSの挑戦――新聞も出しているデジタルメディアへ
南澤 哲也(日刊スポ)
連 載
〔新聞モノ語り〕 桐生悠々をしのぶ机――書くべきこと書くため統制に警戒を
五十嵐 裕(信濃毎日)
〔ザ・ショット〕 「生命を鼓舞する花」満開――光を当て細密に描写
関 賢一郎(山形)
〔世界メディア事情・ミャンマー〕 メディア弾圧で情報乏しく――市民らが「必死の叫び」を発信
齋藤 眞美(共同・ヤンゴン支局)
〔前線記者〕 新たな「安全神話」を懸念――東電の核物質防護不備の問題を取材して
高橋 央樹(新潟)
〔わが支局 わが日々〕 頑張る人の物語探して
宮川 豪介(四国・西讃支社)
随想
論説の歴史をひもとく
奥田 裕之(北日本)
洋上風力発電の最先端で
伊藤 仁(北羽)
次の一手
手島 隆志(下野)
ブックレビュー
新聞日誌(2021年4月)
定価880円(本体800円+税)