2021年 7月号(No.836)
中国報道の今/地元紙から見る原発
中国報道の今
厳しさ増す取材規制の過去と現在──硬軟織り交ぜハイテクも駆使
芹田晋一郎(共同)
新次元に入る米中対立と日中関係──危うさ増す中国の姿をありのままに
高橋 哲史(日経)
人権問題に毅然とした対応を──新疆での取材で見えた強権支配の実態
矢板 明夫(産経)
デジタル化迫られる中国メディア──統制強まるなか調査報道の動きも
西 茹(北大)
ステレオタイプな中国観の更新を──拡大する在日中国人社会と遠い相互理解
中島 恵(ジャーナリスト)
地元紙から見る原発
「福島ありき」の処理水海洋放出──反発や懸念を無視した国策を問う
斎藤 直幸(福島民報)
核のごみ問題に揺れる北海道──200本超の記事で探る最終処分場の行方
安本 浩之(北海道)
福島事故後の原子力との共生は──40年超運転の美浜・高浜原発が再稼働へ
伊豆倉 知(福井)
安全神話の復活許さず──運転期限迫る川内原発の課題
小野 智弘(南日本)
感染症に強い社会へ国民的議論を──提言報道の意義と課題
河島 光平(読売)
歴史を宿す「一枚」を未来に──デジタル化と地方紙連携進む毎日フォトバンク
大久保資宏(毎日)
米メディア所有規制に見る理念──緩和に向けた社会的議論の経緯
佐々木秀智(明治大)
【経営リポート】デジタル広告市場の健全な発展を──安心して出稿できる環境を整えるJICDAQ
小出 誠(デジタル広告品質認証機構/日本アドバタイザーズ協会)
【経営リポート】SDGsでジェンダー平等推進──ウェブメディアで共創目指す
高橋万見子(朝日)
連 載
〔ザ・ショット〕 石畳輝く光の道──寄り添うシルエットで物語描く
帖地 洸平(西日本)
〔世界メディア事情・英国〕 英ガーディアン200年のあゆみ──読者に支えられ初志貫き続ける
小林 恭子(在英ジャーナリスト)
〔新聞モノ語り〕 承詔必謹決議案の趣旨弁明草稿──平和と言論の自由を訴えた町田忠治
村上 昌人(秋田魁)
〔わが支局 わが日々〕 新種恐竜はイザナギイ
吉田みなみ(神戸・淡路総局)
〔前線記者〕 生徒自らがルール考える契機に──過剰に細かい校則巡る実態を取材して
奥田美奈子(中国)
随想
ハレの日の非日常
松井 直人(高知)
大隈重信候百回忌
大隈 知彦(佐賀)
ACジャパン50年
宮永 洋(ACジャパン)
ブックレビュー
新聞日誌(2021年5月)
定価880円(本体800円+税)