2022年 1-2月号(No.841)
第74回新聞大会・研究座談会/ジャーナリズム教育の現在地/2021年衆院選と報道
第74回新聞大会・研究座談会
報道は災害にどう向き合うのか/これからの新聞社経営を探る
中村 史郎(朝日)/東根千万億(岩手日報)
岡畠 鉄也(中国)/丸山 昌宏(毎日=コーディネーター)
〈新聞大会決議〉
記念講演 岩手発ブラックホール行き! 銀河鉄道の旅
~最先端天文学研究から科学コミュニケーションまで~
本間 希樹(国立天文台)
ジャーナリズム教育の現在地
報道の実像への気付きが解く誤解──記者の立場を知る経験が学生の糧に
金井 啓子(近畿大)
企業も学びへの挑戦の後押しを──メディア実務者のリカレント教育は成功したか
瀬川 至朗(早大)
モラル習得こそが目的──取材者としての基本動作を4年間で刷り込む
神田 洋(江戸川大)
権力監視の意義を説く教育の空白──送り手にも求められるメディアリテラシー
小川 明子(名大)
必要性増すアルゴリズムへの理解──企業が集めたデータは行動にどう影響するか
坂本 旬(法政大)
2021年衆院選と報道
正確に伝えることの難しさ──短期決戦の衆院選を振り返って
国木田龍也(時事)
デジタル時代にひらく新領域──データ分析・ビジュアル・基礎情報の進化
宮坂正太郎(日経)
Z世代と探る投票率向上のヒント──大学生の生の声を記事に反映
藤沢 和久(河北)
【経営リポート】折り込み広告の新たな価値を創造──コロナ禍の変化に対応するために
増井 一実(日本新聞折込広告業協会)
書くことが投稿者と社会を幸せに──女性投稿欄ひとときの70年
阪本 博志(帝京大)/足立 朋子(朝日)
連 載
〔ザ・ショット〕 対馬沖に輝く漁火──スマホで撮り方調べ夜景に初挑戦
手島 聡志(長崎)
〔世界メディア事情・米国〕 ヘッジファンドの利益追求に対抗──独立系地方紙大手が買収拒否
津山 恵子(在米ジャーナリスト)
〔デジタル時代の新聞の公共性研究会(9)〕
〈基調報告 2021年10月28日〉エンゲージメントとニューメディア
池田 光史(ニューズピックス)
公共性育む運営こそ
堀井 友二(北海道)
〔前線記者〕 美ら海を守るために──軽石の大量漂着問題を取材して
高辻 浩之(琉球)
〔新聞モノ語り〕 現存する最古の地方紙の創刊号──緒言にみる新聞発行の使命感
向山 文人(山梨日日)
〔わが支局 わが日々〕 帰ってきた「わさお」
下山 高秋(陸奥・鯵ヶ沢支局)
随想
絆に新しい風を
高橋 満彦(福島民友)
放送記事とラジオ出演
柴田 敦(茨城)
不易流行と新聞
石井 晃(紀伊)
ブックレビュー
新聞日誌(2021年11月)
定価880円(本体800円+税)