2022年 4月号(No.843)
魅力的な職場づくりに向けて/改正少年法と実名報道/北京冬季五輪を報じて
魅力的な職場づくりに向けて
いまこそ新聞界の自己矛盾解消を──ジェンダーギャップ克服への取り組み
篠原 成行(毎日)
働きやすさ醸成の好循環へ──改善した労働環境を学生にアピール
田中麻本呂(朝日)
多様な取り組みで働き方を変える──小さな「よくなった」を積み重ねて
本多 優華(大分合同)
改正少年法と実名報道
事例から考える起訴時の判断の課題──特定少年事件の報道を蓄積し過程の共有を
永田 憲亮(神戸)
更生を妨げず知る権利に応える──連載「少年事件と報道」で読者と共に在り方を模索
樋川 義樹(山梨日日)
北京冬季五輪を報じて
厳戒「バブル」巧みに利用──中国の報道統制は五輪でも
正田 裕生(共同)
人権問題の追及はかなわず──理念と疑惑のパラレルワールドの狭間で
來田 享子(中京大)
2021年メディア関係判例回顧
地番の報道はプライバシー侵害か──テレビ司会者による名誉毀損も問われる
曽我部真裕(京大)
進行形の複合災害どう伝えるか──東日本大震災11年を遺構でたどり悲劇を自分ごとに
佐藤 掌(福島民友)
情報的健康の実現に向けて──マスメディアの役割とデジタル・ダイエット宣言
鳥海不二夫(東大)
【経営リポート】DX対応が問われる新聞広告──「2021年日本の広告費」から読み解く動向
北原 利行(電通)
公益ニュースへの公的支援が拡大──「危機」を民主的に乗り越える模索
岡本洋太郎(元朝日/岐阜女子大)
連 載
〔ザ・ショット〕 環境異変を構図で伝える──ストロボの角度変え沈みながら切る
米丸 悟(宮崎日日)
〔新聞モノ語り〕 日就社のチリンチリン箱──今に伝える戸別配達制度の原点
小野 卓哉(読売)
〔支局の日々から〕 御嶽海関を見守る地元
東 圭吾(信濃毎日・木曽支局)
〔世界メディア事情・フランス〕 ウクライナ侵攻をどう伝えるか──大統領選の最中に真偽検証に追われる
高橋 真美(在仏ジャーナリスト)
〔前線記者〕 自然の脅威と向き合うために──トンガ沖海底噴火による津波を取材して
桐原 史朗(南日本)
〔デジタル時代の新聞の公共性研究会(12)〕
〈基調報告 2022年2月9日〉社会を再構築する役割とは
日下部 聡(毎日)
随想
報知出身の総理大臣
山本 理(報知)
靴底を減らして
中島 忠男(静岡)
海外邦字紙の役割
深沢 正雪(ブラジル日報)
〔データ&リサーチ〕 新聞用紙の需給動向(2021年)
ブックレビュー
新聞日誌(2022年2月)
定価880円(本体800円+税)