2022年 8-9月号(No.847)
報道の立場から考える安全保障/侮辱罪と言論の自由
報道の立場から考える安全保障
激動の情勢下で検討進む安保体制──国際部・社会部と連携し読者の疑問に答える
谷川広二郎(読売)
透明性と説明責任求め続ける──専守防衛変える「敵基地攻撃能力」
佐藤 武嗣(朝日)
重要性増す経済安保を報じる──転換期迎えた世界経済の枠組み
蕎麦谷里志(産経)
南北の要衝から浮かび上がる現状──難解な防衛問題に地方紙として肉薄
斉藤 光政(東奥)
安全保障政策とメディアの役割──冷静な議論の担い手として
植木(川勝)千可子(早大)
侮辱罪と言論の自由
ネット炎上・誹謗中傷の実態──被害者に寄り添う対策を
山口 真一(国際大)
中傷と批判は何が異なるのか──厳罰化で生じる濫用への懸念
嘉門 優(立命館大)
記者への取材源の加害は職権乱用──知る権利の侵害認めた長崎性暴力判決
志田 陽子(武蔵野美術大)
知床・観光船事故の教訓──実名の意義とメディアスクラム
今川 勝照(北海道)
山梨女児不明事件報道を振り返る──2年半越しの死亡断定も死因分からず
藤原 祐紀(山梨日日)
テレビドキュメンタリーは不死鳥──オーラルヒストリーで探る制作プロセス
西村 秀樹(元毎日放送)
【経営リポート】デジタル広告でソニー系と協業──新聞・テレビのデータ連携でビジネスを展開
安部 順一(読売)
連 載
〔ザ・ショット〕 熱気漂うチャグチャグ馬コ──ファインダー越しに見た笑顔
桜岡 流星(岩手日報)
〔新聞モノ語り〕 不変の営み記録したGPS受信機──輸送・配達ルートをデジタルで可視化
田渕 徹郎(長崎)
〔世界メディア事情・米国〕 「報道し続けること」の教訓──ウオーターゲート事件から50年を迎えて
津山 恵子(在米ジャーナリスト)
〔前線記者〕 日本人初の世界3団体統一王者──ボクシング井上尚弥選手の快挙を取材して
藤中 栄二(日刊スポ)
〔支局の日々から〕 不安と希望を伝える
渡部 純(福島民報・双葉南支局)
随想
福の神
宮川 宏(河北)
地域紙の日常
柳原 香(島根日日)
自動車立国の遺産
根岸 要(メトロポリタンテレビ)
ブックレビュー
新聞日誌(2022年6月)
定価880円(本体800円+税)