2023年 1-2月号(No.851)
課題解決型報道の現在/旧統一教会問題を報じる
課題解決型報道の現在
社会で問題意識を共有し解決図る――「危険なバス停」報道で交通事故の発生を防ぐ
稲垣信(読売)
デジタル駆使し読者とともに考える――社会の構造や問題に焦点あて解への道筋示す
仲村和代/東山正宜(朝日)
読者とのつながりで生き残り模索――JODで生まれた成果と可能性
太路秀紀(熊本日日)
地域の政治不信に向き合う――市民と政治との距離を縮めるために
城戸収(中国)
アカデミズムとの連携を企画の軸に――調査報道「サクラエビ異変」で不漁原因を追究
坂本昌信(静岡)
住民参加で幸せの実感探る――地域づくりのプラットフォームとして
細川善弘(福井)
米国での取り組みの広がりと意義――複雑な社会問題を解きほぐす試み
青木紀美子(NHK放送文化研究所)
旧統一教会問題を報じる
政治との関係を追いかけて――消極的な政府と求められる実効性
佐藤裕介(東京)
地方から教団の実態に迫る――メディアが眠らせてきた被害を掘り起こす
池一宏(高知)
メディアはもっと良心的、行動的に――先輩記者・伊藤正孝さんの遺言
藤森研(元朝日/日本ジャーナリスト会議)
「1.5℃の約束」をこれからも――メディアとともに気候変動対策を訴える意義
根本かおる(国連広報センター)
司法文書が持つ意義を考え直す機会に――神戸連続児童殺傷事件の全事件記録廃棄から
霍見真一郎(神戸)
見えないヘイト対策の行方――イーロン・マスク氏ツイッター買収の衝撃
星暁雄(ITジャーナリスト)
【経営リポート】開かれたデータ連携を模索――ぴあ朝日ネクストスコープを通じた事業戦略
金山達也(朝日)
連 載
〔ザ・ショット〕 月食の展開を1枚に――手計算で当日の構図を予測
堀尚人(岐阜)
〔新聞モノ語り〕 復帰闘争取材時のヘルメット――報道のあり方を問うかすり傷
志良堂仁(琉球)
〔世界メディア事情・米国〕 新興アクシオスが地方支局開設――急成長するデジタルメディア・ベンチャー
津山恵子(在米ジャーナリスト)
〔前線記者〕 基地の街揺さぶる北ミサイル――青森県三沢市の議論を取材して
都築理(東奥)
〔支局の日々から〕 名門校と地域の期待
牛崎想也(岩手日報・八幡平支局)
随想
拉致と新潟
齋藤祐介(新潟)
記者の基本は変わらず
山田亮(千葉)
一喜一憂
岡山俊明(日刊スポ)
ブックレビュー
新聞日誌(2022年11月)
定価880円(本体800円+税)