2023年 6月号(No.855)
再審事件と報道/新聞と短歌・俳句のいま/変わる日韓関係を伝える
生成AIによる報道コンテンツ利用をめぐる見解
著作権法改正の経緯──世界で最も緩い特異な規定はどのように作られたか
山口 寿一(読売)
再審事件と報道
地元紙が問う法制度の課題──袴田事件を機に探る司法のあり方
佐藤 章弘(静岡)
見直されてきた事件報道──袴田事件発生当時の記事を検証
鮎川 耕史(毎日)
日野町事件を追った1692日──獄死した元受刑者の肉声が訴える再審法改正
濱田 大地(京都)
普遍的岩盤にどう到達するか──免田事件を問い続ける
高峰 武(免田事件資料保存委員会)
大崎事件と報道のこれから──多面的な分析と継続的な発信を
鴨志田祐美(弁護士)
新聞と短歌・俳句のいま
短詩型文学は読者との紐帯──明治からの伝統で毎日100近い句と首が彩る紙面
清原 浩之(愛媛)
ブーム契機に若者とつながる──高校生俳句・短歌大会で関心喚起
清水 健(山梨日日)
生活者の声で時代刻む新聞歌壇──紙上のコミュニティーをウェブに広げ次世代に
佐々波幸子(朝日)
変わる日韓関係を伝える
「戦後最悪」の関係の実相──多面的・重層的な報道をめざして
鈴木壮太郎(日経)
韓国メディアはどう報じたか──徴用工問題解決も厳しい批判
山口 卓(西日本)
ゼレンスキー氏単独会見の内幕──侵略される側の論理を伝える意義
尾関 航也(読売)
放送法の解釈見直しがはらむ矛盾──「一番組でも政治的公平違反」は撤回を
原 真(共同)
連 載
〔ザ・ショット〕 桜残る馬場駆ける射手──変わらぬ「一の矢」の大切さ
猪八重俊樹(宮崎日日)
〔世界メディア事情・イラン〕 国揺るがした反政府デモとその後──厳しい制限下での取材
土屋 悠志(NHK)
〔新聞モノ語り〕 原点が上書きされた瞬間──阪神・淡路大震災の5時46分で止まった時計
徳永 恭子(神戸)
〔前線記者〕 保守分裂・初の維新知事誕生──奈良県知事選を取材して
秋山 紀浩(産経)
〔支局の日々から〕 レトロな駅に住民愛着
細川 善弘(福井・武生支社)
随想
豊かな島にある「枷」
山田 貴己(長崎)
千万人といえども―─
五十嵐 裕(信濃毎日)
納涼花火大会への思い
遠藤 一郎(新日本海)
〔データ&リサーチ〕 SDGsと新聞メディア・SNSと新聞広告に関する調査
ブックレビュー
新聞日誌(2023年4月)
定価880円(本体800円+税)