要望書 国政選挙に関し要望の件
平成15年9月16日
総務大臣
片山虎之助殿
社団法人日本新聞協会
編集委員会
代表幹事 熊坂隆光
当協会編集委員会の活動につきましては種々ご協力を賜り、ありがとうございます。
来年7月に予定されている参議院議員選挙および来年夏までに行われる衆議院議員選挙で、迅速かつ正確な選挙報道を行うため、以下の項目に関して要望いたします。
選挙結果を速やかに国民に伝えることは国民の知る権利に応えるものであり、速報態勢に万全の準備を期すことは、貴省と報道各社にともに与えられた使命であると考えます。特に、電子データの発表方法の統一は、無用な混乱や手間を避け、迅速な報道を進めるために、当編集委員会としては欠かせないものと考えております。こうした観点から、別記事項の実現に向けて強力な指導をお願い申し上げます。
記
1.参議院議員選挙における電子データの提供および発表形式の統一
全都道府県の選挙管理委員会に対して、投票結果などの提供は電子データで行うとともに、総務省フォーマットによって統一するよう指導していただきたい。特に、前回参院選で独自の形式で発表した自治体がこうした体制をとれるように措置を講じていただきたい。
2.衆議院議員選挙における要望
衆院選においても、参院選と同様に電子データでの提供を行っていただきたい。現状では、データフォーマットがないため、早急にフォーマットを作成し、都道府県選挙管理委員会に示していただきたい。
3.即日開票の徹底など
- 開票は即日とすることを改めて徹底していただきたい。
- 開票作業の迅速化のため、疑問票や入力をめぐる事前の研修など必要な準備を進めていただきたい。
- 将来の電子投票のシステム導入に向けて必要な研究などを促進していただきたい。
以上