2018年「地域貢献賞」

新潟県糸魚川市のＮＩＣ糸魚川・廣瀬明宣会長と本間寛道社長は２００７年４月から、空き缶のプルトップを回収した利益で車いすを購入し、市の社会福祉協議会にこれまで４台を寄贈している。１６年の糸魚川大火で店舗が全焼する被害に見舞われたにもかかわらず、宅配網を堅持するとともに、地域貢献事業を途切れることなく継続実施している。

プルトップ回収のため、回収箱を設置するほか、集金時に読者から預かる場合もあり、取引先の地元商店や隣接販売店からの協力を得るなどしている。自ら被災しながらも１日も欠配なく新聞を届け、地域事業にも積極的に取り組んでいる姿勢に住民から感謝の声が寄せられている。「糸魚川の夢を描く」作文コンテストを主催するなど、復興に向け地域に勇気と元気を与える活動に取り組んでいる。