2024年「地域貢献賞」

福島市および桑折町で読売新聞と福島民友新聞を扱う専売店１０店は、地域の防犯協力を目的に、月１回「地区防犯ニュース」を発行している。２０１５年に福島市と地域見守りネットワーク協定を締結して以来、配達や集金時に異変を見つけ通報する地域見守り活動も展開し、地域の安全・安心に一役買っている活動である。
地元の警察署から情報提供を受けた販売所長が高齢者にも見やすい大きな文字で掲載し、警察署の防犯活動や地元交番の紹介、地域別の犯罪・交通事故発生状況などを発信している。地元住民の生活安全意識の向上に役立っている取り組みである。東日本大震災時も発行を続け、２３年で発行２０年目を迎えた。２２年には、福島県警および県防犯協会連合会主催の全国地域安全運動県民大会で防犯功労団体として表彰された。
地域見守り活動では、ポストに新聞がたまっていることに異変を感じ通報した結果、男性の救助につながったほか、販売所からの連絡が知人を助けたことが、投稿欄に掲載されたことなどから、取り組みが地域住民に着実に浸透している。
※代表＝読売民友福島東部所長　渡辺翔（わたなべ・しょう）
※活動実施販売所：読売民友福島東部、読売民友福島中央、読売民友渡利、読売民友福島西部、読売民友瀬の上、読売民友笹谷、読売民友飯坂、読売民友須南、読売民友福島南部、読売民友桑折