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2024年「地域貢献賞」
新聞販売店の地域デジタル化支援
藤井新聞店(GAKU) 代表取締役 藤井大学
- 実施期間:2022年~
- 実施地域:静岡県西伊豆町、松崎町、沼津市内浦・西浦地区
- 活動概要:
静岡県西伊豆町の藤井新聞店の藤井大学代表取締役は、過疎化の進行に歯止めがかからない地で、地域住民に情報を届けるため、ミニコミチラシを毎月発行している。2022年に伊豆西海岸で唯一の携帯電話販売店が松崎町から撤退したことをきっかけに、同代表取締役は地元の読者をデジタル難民にさせたくないとの思いと、スマホショップがなくなることに困惑している読者の声を受けて、新聞販売所内にスマホコーナーを開設し、スマホ教室と端末の販売を始めた。沼津と西伊豆町の新聞販売所では毎週1回、無料のスマホ教室として販売所内を開放した。24年からはスマホ教室を随時開催に変更し、新たに新聞購読者向けに月500円でサブスクリプションサービスの提供を開始した。
藤井新聞店は、早朝の新聞配達と日中の地域DX支援の2本立て業務としたことで販売所従業員に地域の情報化の担い手という自覚が芽生えたほか、社員がデジタル庁から「デジタル推進委員」の任命を受けて地域で活動することで、販売所の地域での存在感が高まる成果がみられた。
※藤井大学(ふじい・だいがく)