ヤフーは情報技術で人々や社会の課題を解決することを目指し、現在100以上のサービスを提供している。多岐にわたる情報が一覧できる新聞は「もっとも活用しやすいメディア」という川久保さんは、市場の動向を捉えるために新聞チェックを欠かさない。

　新聞とネットニュースではそもそも役割が違う。幅広いニュースは新聞、より専門的な情報はネットニュースと使い分けている。ネットはユーザーの興味・関心に特化して情報を受け取ることも可能なため、「自分の関心や見解が偏らないよう新聞でバランス感覚を養う」。

　会議の場の打ち解けた雰囲気作りには新聞記事の話題が一番だという。「天気の話をするよりずっと会話が広がるし、相手からの信頼も得られる」と川久保さん。日頃のコミュニケーションにも新聞を役立てている。