ウクライナでの記者への攻撃 国際刑事裁判所に調査要請 IPI
国際新聞編集者協会(IPI)は3月1日、ロシアによるウクライナ侵攻が続いた過去2年間のウクライナでの記者・メディアに対する深刻な攻撃72件について調査するよう国際刑事裁判所(ICC)に要請した。戦争犯罪を定義するICCのローマ規定8条違反の可能性があるとした。
スコット・グリフェン事務局次長は「ロシアの侵攻は当初から報道に対する戦争だった」と指摘。ICCが戦争法規違反の可能性を慎重に検討し、必要に応じて責任を問うよう求めた。
3月1日はキーウのテレビ塔が攻撃されて2年に当たる。攻撃で死亡したテレビ局記者のユージーン・サクン氏はメディア関係で最初の犠牲者とされる。72件の攻撃により、少なくとも12人が死亡した。
(2024年3月12日)