- トップページ
- 日本新聞協会について
- 表彰事業
- 2019年「地域貢献大賞」受賞活動
2019年「地域貢献大賞」受賞活動
2019年の地域貢献大賞には、童養護施設の子どもたちへ雇用の場の提供をきっかけに、自立を促す、山陽新聞豊野販売所の石田誠司所長の「子どもたちの成長サポートと地域活性化」が選ばれました。このほかに地域貢献賞に25件が選ばれました。
子どもたちの成長サポートと地域活性化
山陽新聞豊野販売所 所長 石田 誠司
- 実施期間:1998年~
- 実施地域:岡山県吉備中央町・児童養護施設みのり園
- 活動概要:
岡山県吉備中央町の山陽新聞豊野販売所の石田誠司所長は1998年から、地元の児童養護施設・みのり園とともにさまざまな取り組みを行っている。施設の子どもたちの自立支援やイベント企画などを行い、父親代わり、地域活性化の火付け役として活躍している。販売所としては50年以上前から取り組んでいる。
みのり園は近隣市町で唯一の児童養護施設で、幼児から高校生まで約40人が暮らす。子どもたちは経済的な理由から高校卒業と同時に就職するケースが多く、社会人になる前に必要な資金を自ら確保しなければならない。石田所長は、そうした子どもたちのために新聞配達という雇用の場を提供している。山間の町で起伏も多く、冬には雪が降る日もあるが、子どもたちは読者のもとに新聞を届ける業務を通じ、責任の大切さを学んでいる。
このほか、石田所長は、高校の野球部に入部した生徒の送迎役を買って出て、毎週末遠征先へ車を走らせたこともある。園職員や地域住民とともに、夏祭り「レインボーフェスティバル」を2000年に立ち上げた。今では町内外から5000人以上が参加するまでに拡大した。石田所長は、園の子どもたちが自分の殻にこもらず地域でのびのびと成長してほしいと願っている。園を巣立った子どもたちが大型連休に、初任給で買った土産を手に販売所を訪れてくれるときが一番うれしいという。
児童養護施設の子どもたちへ雇用の場を提供することをきっかけに、顔と顔をつき合わせた、心温まる関係性を築いており、地域に根を張った新聞販売所だからこそできる活動である。
地域貢献賞(25件)
深川懸賞まつり | 北海道新聞深川・倉本販売所 所長 倉本茂子 |
---|---|
ママのHOT一息カフェ | かちまい上士幌販売店 店主 吉田雅彦 |
十和田市官庁街通りの桜並木を後世に残す活動 | 東奥日報十和田東部販売店 店主 大栁泰光 |
手品を通じた地域交流 | 岩手日報いわて沼宮内販売センター 所長 久保憲昭 |
子どもたちの笑顔と成長記録を地域に発信するミニコミ紙発行 | 河北新報船岡販売所 所長 千葉和雄 |
男手貸します/見守りサービス | 株式会社有毅 代表取締役(ASA高洲高浜)河野毅 |
各種イベントによる文化・観光・教育的側面での地域貢献 | 読売センター幸手西 所長 髙木康夫 |
Ⅿama’s新聞発行など新聞を通した地域づくり | 有限会社東郷堂 代表取締役社長 鈴木芳朋、常務取締役 鈴木永 |
管内教育機関との連携事業「学校自慢壁新聞~新聞を活用した出前授業」 | 新潟日報上越青年会(チーフ 浅井剛) |
「自転車盗難防止キャンペーン」&「喫煙マナーUPキャンペーン」 | 江戸川区新聞販売同業組合(組合長 佐藤善信) |
地域に貢献 職場体験の受け入れ | ASA駒沢(所長 谷津田保雄)、ASA東浜田山(所長 横町岳昌) |
シニアサポートサービス「まごサポ隊」の展開 | ニュースサービス日経常盤台 所長 井上啓一 |
新聞販売店が取り組む「生きいきサロンGO!」 | 中日新聞春日井専売店 店主 鳥居道昭 |
ぎふ梅まつり | 岐阜新聞東部販売所 所長 和田善朗 |
カターレ富山サッカー教室 | 北日本新聞城端販売店 店主 原雄二 |
MY新聞作り教室 | 北國新聞西インター販売所 所長 森泰一 |
プルトップ、古本、古着などのリサイクルによる車いす寄贈 | ASA舞鶴浜 所長 三谷利昭 |
ミニコミ紙「ご愛読者さま」の配布 | 毎日新聞茨木南販売所 所長 渡瀬亨 |
夢の新聞ポスト イラストコンテスト | 兵庫県読売会 |
地域見守り防犯活動 | 読売新聞紀中販売 代表取締役社長 有光正和 |
古新聞を活用した障害者施設との連携 | 中国新聞吉島販売所 所長 名原健文 |
過疎化が進む地域を元気にする活動! | 愛媛新聞エリアサービス下灘 所長 冨田敏 |
販売所業務を通じた地域見守り活動 | 高知新聞高岡西販売所 所長 大﨑健 |
地域の里山を守る活動および青少年に対するスポーツ振興活動 | 大分合同新聞海辺・下ノ江プレスセンター 所長 稲垣万三郎 |
ふれあいサロン「まじゅん」 | 沖縄タイムス知花販売センター 店主 知花朝盛 |
(順不同・敬称略)